パンジェンシーの「汗だく開発日誌」

システム開発の備忘録です。

【Ubuntu】sambaでWindowsと共有ディレクトリ設定

Hello!
パンジェンシー(@ムーワァとデーヴァの大冒険)です。

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システム開発をしていると、Linuxでサーバーを立てていて、ソースコードの編集はWindowsでやるとか、画像ファイルの加工はWindowsでやるとかいう場面に遭遇する場合があります。その時に、Windowsで編集したファイルを、Linux側にコピーして・・・。とやっているとかなりめんどいです。

WindowsからLinuxのファイルを直接編集できるとかなり楽ですよね。特に、プロトタイプ開発みたいなやつだと、さっと編集して、さっと確認できたほうがいいです。

今回はそんな時に便利なsambaを導入しました。

※本記事の作成にあたり、色々なページを参考にさせていただきました。深く感謝致します。

sambaとは何かというと、LinuxOS上でWindowsネットワークを構築して、ファイルサーバなどの機能が使えるソフトウェアです。

では、実際に導入してみましょう。

環境

 

手順

以下のような手順で進めていきます。

  • sambaのインストール
  • 共有フォルダの作成
  • 共有の設定
  • ユーザーの追加
  • sambaの再起動
  • Windowsから共有フォルダにアクセス

では、詳細です。

sambaのインストール (Installing samba)

Ubuntusambaをインストールします。

$ sudo apt-get install samba

共有フォルダの作成 (Creating shared directory)

ここでは、/srv/samba/shareというフォルダを作ります。

既に共有したいフォルダがある場合は作らなくてOKです。(If you use existing directory, this step will be skipped.)

$ mkdir /srv/samba/share

共有の設定 (configuration of share)

次に共有フォルダの設定を行います。

/etc/samba/smb.confを編集します。

$ sudo gedit /etc/samba/smb.conf

viでもいいですが、私は苦手なのでgeditを使う場合が多いです…。

以下の項目を末尾に追加します。

[share] # 共有名
path = /srv/samba/share # フォルダのパス
writable = yes # 書き込み可能
browseable = yes # ネットワークに表示する

ユーザーの追加 (adding user)

Linuxにグループを作成します。 (adding group in Linux)

※既にあるグループを利用する場合は必要ありません。(If you use existing group, this step will be skipped.)

$ groupadd -g [グループID] [グループ名]

グループIDは、既に存在するグループとかぶる場合はエラーになります。

かぶらない値を入力します。

Linuxにユーザーを作成します。 (adding user in Linux)

※既にいるユーザーを使用する場合は必要ありません。(If you use existing user, this step will be skipped.)

$ useradd -g [グループID] [ユーザー名]

sambaにユーザーを追加します。 (adding user in samba)

$ sudo smbpasswd -a [ユーザー名]
New SMB password: #パスワードを入力
Retype new SMB password: #パスワードを再入力
Added user [ユーザー名].

sambaの再起動 (restart samba service)

サービスを再起動します。

$ sudo service smbd restart

Windowsから共有フォルダにアクセス (access to shared directory from Windows)

Windows 7 の場合です。

スタートメニューから[コンピューター]を開きます。

アドレスバーに以下を入力します。

\\[IPアドレス]\[共有名]

Enterを押すと、ユーザー名とパスワードを聞かれるので、設定したものを入力します。

これで、共有フォルダへアクセスできます。

あとはネットワークドライブに設定するなりすればより便利かと思います。

まとめ

以上でsambaを使った共有フォルダの導入は終わりです。